2022.03.18
# 年金

「定年後にヘタに働くと年金で損する」…56歳会社員へ先輩からの「危ないアドバイス」

「定年後に働くと損って本当なのでしょうか?」

高木さん(56歳、会社員男性)は最近気分がすぐれません。コロナ禍で慣れないリモートワークが続き、ストレスを感じています。なにより、役職定年を迎え業務における責任がなくなり働くモチベーションを失ってしまったようです。

勤めている会社の定年は60歳ですが、65歳までは嘱託社員として会社に残れることになっています。高木さんもつい数年前までは、65歳、いや身体が元気で、働くところがあれば70歳までも働きたいと意欲的でした。何しろ、長男はやっと社会人になったばかり、次男は大学1年生、長女は中学3年生ですから、働かなければならない理由もあったのです。

しかし、いざ役職定年を迎えると、これまでとは異なる仕事が与えられ、職場での立場もかわり、前向きになれない自分自身に驚くとともに、この状態で定年後の嘱託期間終了まであと9年もあると思うと、どうしても気が重くなるというのです。

家族のことを考えると、なんとか定年まで頑張って働き退職金をもらい、それで子供達への親の責任が果たせるのであれば、できれば60歳以降は働きたくないと強く思うようになったそうです。

最近、ひとまわり年上の先輩と話をする機会があり、「定年後下手に働くと年金がカットされたり、もらえなくなるから損だぞ」と言われ、もしかしたら奥さんへの「働かない口実」になるのではないかと、少し嬉しく思っています。

けれども、もし違っていたら、今後の生活に響くので、本当に仕事を辞めてもいいものか不安にも感じています。

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ファイナンシャルプランナーとしてライフプラン相談をお受けする筆者の元にやってきた高木さん、「定年後に働くと損って本当なのでしょうか?」と質問されました。

気持ちの上では、定年までのカウントダウンが始まっているのでしょう。なんとか働かないメリットを聞き出そうと必死です。

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