2022.03.11

3500万の住宅ローンを組んだ「年収700万の夫婦」、“老後破綻の危機”に陥ったワケ

3500万円の住宅ローンを組んでマイホームを手に入れ、繰り上げ返済にいそしんできた伊藤孝さん(40歳・仮名、以下同じ)、知子さん(39歳)夫婦。

しかし、【前編】「3500万の住宅ローン組んだ「年収700万夫婦」、繰り上げ返済をして「地獄を見た」ワケ」で詳しく見た通り、教育資金について相談するために、著者であるFPの中村賢司さんのもとを訪れてライフプランニングをしてもらうと、あと5年ほどで家計が破綻してしまうことが明らかになりました。

いったい二人は何を間違ってしまったのでしょうか。

〔PHOTO〕iStock
 

なぜ家計が破綻してしまうのか

5年後に貯蓄残高がマイナスになる原因のひとつには、知子さんの収入ダウンがありました。知子さんは次男が小学校に上がったことをきっかけに、子育てに専念したいと考えはじめ、今年からフルタイムで働くのをやめて夫の扶養の範囲内でパートとして働くようになっていたのです。

年収は今までの400万円から100万円に減り、これまでのようなペースでは貯蓄ができなくなりました。さらにこれからお子さまお二人の教育資金にお金がかかり、年間収支がマイナスの時期がしばらく続くという現状もわかりました。

ご夫婦は子供の教育について、できれば高校から私立に通わせ、大学進学資金まで親が負担してあげたいという希望を持っており、そのために学資保険にも加入していましたが、それだけでは到底足りません。

家計が破綻する原因の最大要因は、この知子さんの収入ダウンでしたが、それだけではありません。家計の収支がマイナスに転じる原因には多額の生命保険加入もその要因のひとつでした。

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