2022.03.12

ロシア「デフォルト危機」、世界と日本を襲う「金融リスク」3つのシナリオ

ベストなシナリオは?

ロシアの「金融リスク」3つのシナリオ

ロシアがウクライナの原子力発電所を攻撃するなど、事態は深刻度を増している。金融市場でも、3月2日にロシアの中央銀行がルーブル建て国債の利払いを止めたと報じられ、これを受け、格付け会社が相次いでロシアの格付けを引き下げた。

3月4日朝時点では、ロシアは外貨建て国債の長期格付けはCCC+(ムーディーズ、S&P、フィッチの3社の格付けの平均)と、約160か国の格付け先国の中でもワースト20に入る水準だ。

格付会社は3社とも「クレジット・ウォッチ(見直し中)」としているので、更に格下げされる可能性がある。

【表1】クレジット格付ワーストリスト
 

今後も自国通貨建ても含め政府債の満期が順次到来する。一定期間の支払い猶予条項はあるものの、それまでに状況が劇的に改善しない限りデフォルトとなる可能性は高いだろう。

以下では、現時点で考えられるシナリオを大きく3つに分けて検討する。

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