2022.03.03
# 不動産

6300万で「リノベ中古マンション」を買った30代夫婦、彼らがハマった「意外な落とし穴」

アベノミクス以降続いていた、不動産市場の活況はコロナ禍においても続いた。続いたというより、さらに加速したとも言える。

その主たる原因は、在宅時間の増加によって、居住環境を充実させたいという人々が増したことだろう。

とりわけ人気を集めているのは「中古住宅+リノベーション」だ。平均的な間取りを買わされる新築住宅よりも、自分らしい好みやライフスタイルを反映させられる「中古住宅+リノベーション」という選択は、居住環境に対する満足度をより高めるからである。

しかし、このように一気に浸透するトレンドの裏側には、いつの時代も、未完成な市場ゆえの歪みが現れるものだ。

今回はこのトレンドの裏側で、1000万円も余分にお金を支払うことになった事例をもとに、よりお得な購入の仕方をお伝えする。

〔PHOTO〕iStock
 

「噛み合わない、不動産会社との会話」

杉田浩一さん(仮名・37歳)は都内の企業に働くエンジニアである。3歳下の妻、小学校に通う長男、保育園に通う次男との4人家族だ。奥さんも日中はフルタイムで働く共働き世帯。子供も大きくなり、そろそろマイホームを購入することを考え始めた。

小学生の長男の学区域内での家探しを希望するが、その地域は都内でも人気の沿線で、地価も高く、新築には手が届かない。更に夫・浩一さんの職業の影響もあり、いわゆる平均的な間取りである分譲住宅にはどうしても興味が湧かず、おしゃれにリノベーションされた部屋を希望していた。

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