2022.03.01
# 週刊現代

コロナ暴落後のいま、これから仕込めば「利益が出る日本株」の全実名

プロ14名が分析
週刊現代 プロフィール

EV戦略では出遅れ気味だったトヨタも、コロナ禍で底力を見せている。逆風下でむしろ販売台数を伸ばし、昨年世界トップに立った。

「やはり総合力が圧倒的です。EV開発も昨年から攻勢をかけていますし、世界の市場を見れば、当面は途上国を中心にハイブリッド車・ガソリン車の需要が消えることはない。今後も売り上げが落ちるとは考えにくい」(マーケットアナリストの藤本誠之氏)

「自動車需要の回復が本格化すれば、目標株価は来年中にも2倍の4000円を狙えると見ていいでしょう」(国際エコノミストの今井澂氏)

自動車以外の輸送用機器では、シマノに期待をかける識者が多数いた。

「自転車部品で世界シェアトップ、釣り具では世界2位で、かつ売り上げの9割が海外事業。感染リスクの低いアウトドアレジャーのブームは、アフターコロナでも世界的に続く。3年後の株価は3万5000円前後を狙えると見ています」(マーケットバンク代表の岡山憲史氏)

 

これからの製造業を見通すうえで、EVと並ぶキーワードが半導体だ。旺盛な需要と慢性的な供給不足が続いており、コロナ後も業界の活況は続くと考えて間違いない。

この半導体分野でも、日本は世界有数の企業をいくつも擁する。特に識者が着目するのは、半導体製造機器や周辺機器を供給する企業群だ。

「SCREENHDはもともと印刷機の製造会社でしたが、現在は半導体のウェーハ(板状の素材)洗浄装置で世界シェアトップ。金利上昇が落ち着けば、さらなる成長が見込める」(藤本氏)

「半導体洗浄に欠かせない、不純物のない『純水』の製造装置を手掛ける野村マイクロ・サイエンスに注目しています。年明け以降に株価は調整局面に入っており、割安感が強い。3月決算銘柄のため、見直し買いが集まる可能性があります」(スプリングキャピタル代表の井上哲男氏)

前編では、復活する企業のうち3つの業種を紹介したが、引き続き後編記事『ここにきて大復活…!いまから仕込めば「利益が出る」銘柄100の全実名』でもそんな大本命の日本株銘柄を明かす。

現在の株価と予想配当利回りは2月21日の大引け時点。識者の知見と本誌の取材をもとに、1〜3年後の目標株価を示した。銘柄を回答した識者は雨宮京子、安藤富士男、井上哲男、今井澂、大川智宏、岡山憲史、小川佳紀、小沼正則、杉村富生、平野憲一、広木隆、深野康彦、藤本誠之、武者陵司の各氏

『週刊現代』2022年3月5日号より

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