2022.03.06
# 週刊現代

最強の戦国武将が「強運を引き寄せる」ためにやっていた、意外なこと

信長も、秀吉も、家康もみんな実践

松下電器の創業者・松下幸之助は人材育成を重視した。彼が採用面接で必ず発した問いが「君は運がいいか?」だったという。人が運命を変える方法は果たしてあるのか。徹底研究をお届けする。

信長も呪術師を雇った

人間は誰でも幸せな人生を送りたいと思っている。だが人生にはさまざまな困難がつきものだ。そんな時、運に恵まれていれば無事に乗り越えられるのではないか?人類ははるか昔からこう考えてきた。ではかつて人々は「運命」をどう考え、それを乗り越えてきたのだろう?

静岡大学名誉教授の小和田哲男氏はこう語る。

「現代の私たちは、戦争とは軍事力が強大なほうが勝つ、それが当然だと思っています。しかし戦国時代の武将は必ずしもそうは思っていなかった。武田信玄は『合戦は魔法である』という趣旨の言葉を残しています」

小和田氏の著作『呪術と占星の戦国史』には、武将たちがいかに運を味方にしようとしていたか記述されている。

「戦の趨勢が些細な事で転じることは珍しくなく、そのため戦国時代の人々は、戦には“目に見えない力”が働いている、と信じていました。その力を司っていたのが軍配者(軍師)と呼ばれた者たちです。

軍師というと作戦参謀のように思いがちですが、信玄の軍師・山本勘助は呪術を身につけていたと言われています。陰陽師や修験者、僧を軍師に迎える武将も多く、神仏を信じないイメージがある織田信長でさえ、伊束法師という呪術者を抱えていました」(小和田氏)

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当時“軍師養成校”とされていたのが「足利学校」である。戦国時代に来日した宣教師ルイス・フロイスが「日本でただ一つの大学」と呼んだ学問所で、'15年にはその跡が日本遺産に認定されている。

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