芸人として、ひとりの女性として、フォーリンラブ・バービーさんが日頃抱えているモヤモヤと向き合い、本音を綴っているFRaUweb連載「本音の置き場所」(毎月1回更新)。今回は、中学生時代に家出したことのあるバービーさんが、テレビ番組の家出特集にゲスト出演した際、ご自身が家出した頃と、現代の家出の状況が変わっていると感じた話について。

SNSやネットの利用が当たり前となった今、昔とは比べものにならないほど悪事や危機に巻き込まれる可能性が高い。その危機感について、そして家出する少年少女やそのまわりの大人たちに対して、ひとりの大人としてバービーさん考えたことを綴っていただきました。

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バービーの思春期

15歳の夜、あなたは何を想っていただろう? どんな曲を聴いていただろう?

私は、ザ・イエロー・モンキーの『JAM』や中谷美紀さんの『砂の果実』なんかを頭の中で歌いながら、「誰でもいいからこの世界から連れ去ってくれ!」と布団をかぶってよく泣いていた。悲劇のヒロインは思春期に生まれる。

大人になった今なら、そこまで悲しむ必要はないとわかる。15歳の私に手紙を送るとしたら「大丈夫、すべてはホルモンバランスのせいよ。」と書き出すだろう。

傍から見たら、裕福ではないにしろ、幸せなごく普通の家庭。成績はむしろ良く、友達もいる。だけど、その当時の当事者である私には、これ以上苦しい状況があるのかというほど思い詰めていた。

なんで産んだんだ。こっちは頼んでない!

写真提供/バービー