2022.03.05

『ブラタモリ』女性アナ出世のウラで…番組中に「局内のエース」に育てる、タモリの凄さ

2月9日にNHKが発表した「春の大改編」に注目が集まっている。4月から看板番組の顔ぶれが入れ替わる「サプライズ人事」が行われたのだ。その改編の中心人物となった4人の女性アナウンサーには共通項がある。それが『ブラタモリ』だ。

前編記事『『ブラタモリ』の女性アナウンサーが、なぜかこぞって「大出世」するワケ』では、同番組に出演する女性アナウンサーは出世するという噂の真相をNHKの番組担当者に聞いた。引き続き彼女たちが「エース」として評価されるに至った経緯をお伝えする。

成長を見守る気分

NHKのベテラン局員がこう明かす。

「『ブラタモリ』には『女性アナの成長を楽しめる』要素もあると確信したのです。担当したばかりだと、タモリさんの博覧強記ぶりに目を丸くするばかり。それが、タモリさんと距離を縮めていくうちに一緒に番組を楽しめるようになる。

そんな成長譚に視聴者はグッときて、いつの間にか女性アナを好きになってしまう。この構造を上手く利用しようと考えた上層部は、より番組の雰囲気にマッチするキャラクターのアシスタントを選ぶようになりました」

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桑子の後任を務めたのは近江友里恵アナ(33歳)だ。「おじさん転がし」が上手な桑子とは違って、少し抜けた天然キャラが持ち味だった。コラムニストの亀和田武氏はこう絶賛する。

「近江ちゃんは、桑子さんのように計算高い返しができるわけではありません。ただ、タモリさんが話しているときに適当に相槌を打つのではなく『初めて知りました』と素直な反応ができる。桑子さんとは好対照の彼女が大ブレイクしたことで『ブラタモリ』は黄金時代に突入したと思います」

その後にアシスタントに就任したのが「リンダ」こと林田だ。東京藝大出身という異色の経歴ながら、近江のような天然キャラを存分に発揮して、たちまち人気を獲得した。

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