2022.03.04
# 週刊現代

天才・藤井聡太の「頭脳」はこう働いている…! 最新の研究でわかった「意外なこと」

最年少で5冠を達成した天才棋士の頭の中はどうなっているのか。実は、これを知ることで、あなたの脳の寿命は延びるかもしれない。70歳を超えても健康でいるための秘訣は、脳の使い方にあった。

独自の回路が存在する

「詰め将棋の場合、短い手数だと見た瞬間に解けることがあります。意識的な思考を始める前に、バックグラウンドというのか、そこで既に読んでいて、ひらめきにつながるのかなと」

2月12日に史上最年少での5冠達成という偉業を達成した藤井聡太(19歳)は、かつて憲法学者の木村草太氏との対談で、こう語っている。

盤面を見た瞬間に答えが出るとは、どのようなことなのか。また、藤井5冠の脳はどんな構造をしているのか—。

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これを考えるうえでヒントとなるのが、東海大学情報通信学部の中谷裕教氏が行った実験である。

中谷氏は、詰め将棋を解いている最中のプロ棋士とアマチュアそれぞれに脳波計を装着し、次の一手を決める際の脳の動きを観察している。これにより、棋士の思考の過程を分析したのだ。その結果、驚くべき結果が発見された。

「実は、藤井さんのような将棋のエキスパートが次の一手について考えている時、脳は一般人とまったく違った動きをしています。脳内にできた独自の回路が使われているのです」(中谷氏)

独自の回路とは、どのようなものなのか。中谷氏が続ける。

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