2022.03.02

強制調査された、大手証券会社の「相場操作」容疑…いったいどこが「禁じ手」だったのか

2008年の丸八証券以来

SMBC日興証券が、会社ぐるみで「相場操縦」を行った容疑をかけられている。大株主担当のエクイティ本部から始まった事情聴取は、法人営業担当部門まで拡大した。

まずは証券取引等監視委員会による強制調査が行われた。さらに東京地検特捜部も現場幹部から役員クラスまで取り調べを行う大がかりな捜査となっている。

SMBC日興証券は手数料収入を稼ぐために、大株主の株式を時間外取引で引き受けて売りさばく、「ブロックオファー」という取引を駆使していた。

これ自体は違法ではないのだが、ブロックオファーを成立させるには対象銘柄の株価を高値に維持する必要がある。そこで午後3時に場が引ける直前にSMBC日興証券の社員が「買い」を入れるという、「禁じ手」を行った可能性がある。

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これは「終値関与」と呼ばれ、違法行為とみなされる恐れがある。証券会社が同様の罪に問われたのは、'08年の丸八証券以来だ。

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