2022.02.25
# 学校・教育

子どもの「失敗から立ち上がる力」を伸ばすために、親がすべき「大切な行動」の中身

「失敗できる権利」が大切

我が子が何か失敗をした時、親はどのようにとらえ、ふるまうことが「適切」なのでしょうか。このことは、多くのご両親が経験する「子育て」の悩み事の一つかもしれません。

受験や運動などの試合、習い事や資格のテストなど、子どもたちが挑戦して懸命に取り組んだり努力をしたりする機会や場面は何度もあります。そして全ての機会に全ての子どもたちが、合格したり成功したりするということはあり得ません。

残念ながら、その努力や挑戦が実らないこともありますし、失敗に終わることもあります。本人の悲しみや喪失感は大きなものですし、同時に親としてもとても辛いことだと思います。そんな子どもが失敗した時に、親はどのように関わったり意識を持ったりすれば良いのでしょうか?

写真はイメージ/photo by iStock
 

「失敗」という経験を捉えなおす

まず、子どもの失敗をどのように考えれば良いのでしょうか。

2才ぐらいの子どもたちは、失敗をほとんど恐れません。自分の行動により、これから起きる結果などが予想できないこともあるのですが、同時に「自分にはなんでもできる」という万能感が存在しています。失敗を想定していない存在であると言えます。それだけに自分で何もかもしようとしたり、また周りの思いを受け止めたりしないという、いわゆる「イヤイヤ期」が始まるので大変なのですが。

そのように考えると、この「イヤイヤ期」は、自分に対する全幅の自信が崩れていく時に起こる、葛藤の現れということもできます。なんでもできるはずの自分(失敗をしない自分)が、うまくいかない、失敗をしてしまうという現実に対峙しているという姿なのです。

そして、それらの「失敗」や「うまくいかないこと」と自分の思いに折り合いをつけたり、また別の「目標」や「やりたいこと」を見つけたりして、その失敗に対して自分の気持ちや行動を変化させていきます。もちろんうまくいくこともたくさんあるのですが、それと同じくらい、もしかするとそれ以上に子どもたちは、失敗したりうまくいかないことを経験して、その都度その失敗との折り合いをつけることを通して成長したり、さらに貴重な成功を喜んだりしているのではないでしようか。

そのように考えてみると「失敗は少ない方が良い」と安易に考えがちではあるのですが、子どもたちの成長のために、そしてより成功を素晴らしいものにするためには必要なもの・経験である、ということに気づくことができます。

「失敗は成功の母」というように、積極的に失敗の効力や意義を見つけていければ、子どもの失敗に対してもう少し寛容になったり、それらをチャンスに変えていくことができるのではないでしょうか。

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