2022.02.27
# 企業

「閉店セール」後も営業継続…違法にもなりうる「閉店商法」へのモヤモヤ感

どこが問題なのだろうか?
細川 幸一 プロフィール

閉店商法は何が問題なのか。閉店セールを行い閉店したはずだが同じ場所で営業を再開している店や、何年間にもわたって閉店セールを行い続けている店舗も存在する。また特別に安い「セール」を謳いながら実際には安くなっていない場合も存在する。

消費者の購入動機を考えた場合、その商品やサービスが必要と思うから購入する訳だが、必要のないモノを欲しいと思ってしまう場合もある。

「ニーズ(needs)とウォンツ(wants)は違う。欲しいと思うモノが本当に必要なモノであるのかを考えて買おう!」

筆者が大学の消費者教育の授業で教えていることだが、世の中、消費者に「欲しい」と思わせる広告やセールストークがあふれている。それこそが広告の目的だが、もしその内容にウソがあれば問題だ。

Photo by iStock
 

「閉店セール」の知られざる実態

「閉店しない閉店セール」。筆者が兼任講師として担当する立教大学法学部のゼミで、7年ほど前に閉店セールを謳いながらいつまでたっても閉店しない「閉店商法」の実態と問題点を調べたことがある。

ゼミ生の関心が高いテーマであったが、同時に世の中の関心も高かった。ゼミ生が調査結果と提言をまとめて消費者庁の表示対策課長に提出したのだが、NHKをはじめとしたテレビや大手新聞に大きく取り上げられた。

2015年2月、消費者庁記者クラブで調査結果を発表する立教大法学部ゼミ生(筆者提供)
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