2022.02.27
# 企業

「閉店セール」後も営業継続…違法にもなりうる「閉店商法」へのモヤモヤ感

どこが問題なのだろうか?

完全閉店のはずが、まさかの撤回

紳士服販売で知られているAOKI。同社の市川行徳店が2月の初めにネットで明らかにしたお知らせが話題だ。

【完全閉店中止のお知らせ】
平素はAOKIに格別なご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。当店は今春に契約期間満了による完全閉店を予定しておりましたが、新型コロナウイルスをはじめとした情勢の変化に伴って、契約状況が変更となり、完全閉店を中止させていただくことになりました。2021年12月下旬より開催の「完全閉店セール」にご来店いただいた多くのお客様に感謝申し上げると共に、ご案内しておりました完全閉店が中止となりましたことを心よりお詫び申し上げます。

同店は昨年から「完全閉店セール」を実施しながら、後ほど完全閉店を中止したことで話題を呼んだ。このお知らせがネットニュースで報じられると、賛否を問うコメントや意見が多くみられた。

Photo by iStock(画像はイメージです)
 

要するにAOKIとしては消費者を騙す意図はなく、本当に閉店する予定であったが、状況の変化によってそれが中止されたというわけだ。実際に完全閉店セール中にモノを購入した消費者がこの説明で納得するかしないかは、個々人で感覚が分かれるところだろう。安く買えたから構わないと思う消費者もいれば、中には「騙された!」と思う消費者もいるかもしれない。

ときどき見かける「閉店商法」

一般に「閉店商法」と言われる商法がある。「閉店商法」に明確な定義がある訳ではないが、wikipediaにもページがあり、そこでは、「店が閉店することを宣言し、在庫処分のための安売りを謳うことなどにより、客を呼び込む商法である。閉店セール商法とも呼ばれる」とある。今回のお知らせの一件も同じく、「AOKIがその閉店商法を行ったのではないか」という疑問がネット上で話題となったのだ。

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