主にインスタグラムで「結局怖いのは人間だよね」というテーマで漫画を描き、56万人(2022年2月現在)のフォロワーがいる、ちなきちさん。今までは主にご自身の実体験を中心に漫画を作成していたそうですが、多くの方から「私もこんな怖い体験をしました!」「ぜひエピソードを漫画化してほしい!」という意見があり、現在はエピソードを公募し、漫画化したものを投稿しています。

その中でも反響を呼んでいるのが、子どもを連れて出て行った妻と、原因に全く心当たりがない夫の夫婦のすれ違いの実話を元にした作品『僕と帰ってこない妻』。インスタグラムに投稿するたびに多くのコメントが寄せられています。

どんどん俺様になっていく夫

ごくごく普通の夫婦に起きたすれ違いを描いたエッセイ漫画『僕と帰ってこない妻』。主人公の和樹は「家族サービス」をしっかりするという自称イクメン夫。誰もが羨む円満な夫婦関係だったはずなのに、ある日突然「書置き」を残して妻・雪穂と子供が出ていってしまいます。思えば雪穂と和樹の関係性に変化があったのは、雪穂の妊娠が判明したときからでした。

雪穂のつわりが始まったことで二人の生活が一変します。特に雪穂は「切迫流産」と診断されたことで退職せざるを得なくなり、それをきっかけに会社で評価を得ようと奮闘し始める和樹。

『僕と帰ってこない妻』#20より。漫画/ちなきち
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嫌いだった上司にも媚びへつらうことで会社での評判を上げていきます。嫌味を言ってくる先輩に対しても「先輩方も羨ましいと思うならやればいいじゃないですか」と言い負かしたことで、和樹の自尊心はどんどん高まっていきます。

そんな中、和樹のもとへ部長から週末ゴルフコンペのお誘いが。雪穂はせっかくの休日、一緒に赤ちゃん用品を買いに行きたかったようですが、上司からの誘い喜ぶ和樹の姿を見て、何も言えなくなり、言葉を飲み込んでしまうのでした。

それでは続きをご覧下さい。

漫画/ちなきち