ロシアがウクライナ東部2州「完全属国化」…! 日本はどう行動すべきか

尖閣を狙う中国に対抗するために

「悪い予想」が現実に

ロシア軍がウクライナ侵攻を開始したーー。

ロシアは2月21日、「ルガンスク人民共和国」「ドネツク人民共和国」の独立を承認。プーチンは同日、「両国」に「平和維持軍」を送ることを宣言した。

しかし、ウクライナも国際社会も、ルガンスク、ドネツクを「ウクライナの一部」と認識している。そのため、ロシア軍は「ウクライナ領に侵攻した」と見なされている。

Gettyimages

筆者は、2月16日付の記事で、ウクライナ侵攻の可能性に触れ、

〈 ロシアは、ドネツク、ルガンスクを完全支配できるようになるだろう。おそらく両州の独立を認めるという形になるはずだが、実際は、「完全属国化」だ 〉

と書いたが、その「悪い予想」が現実化してしまった。

これから、ロシア‐ウクライナ情勢はどうなるのか? そして日本は、どう行動すべきなのか?

そもそもルガンスク、ドネツクとは?

まず、ロシアが国家承認した「ルガンスク人民共和国」「ドネツク人民共和国」について知っておこう。

ウクライナ東部には、ロシアと国境を接する「ドネツク州」「ルガンスク州」がある。ドネツク州の人口は約460万人。ルガンスク州は、約240万人。

2014年3月、ロシアが、ウクライナからクリミアを奪い併合した。当時、ロシア系住民が多いドネツク州、ルガンスク州では、「クリミアにつづけ!」という機運が高まった。

 

ドネツク州の親ロシア派は2014年4月、「ドネツク人民共和国」の建国を宣言。ドネツク州460万人中、約230万人がドネツク人民共和国内に住んでいる。

ルガンスク州の親ロシア派も同年同月、「ルガンスク人民共和国」の建国宣言を行った。ルガンスク州240万人中、約150万人がルガンスク人民共和国内に住んでいる。

ウクライナは当然、ドネツク、ルガンスク両州の独立を認めず、内戦が勃発した。

2015年2月、「ミンスク2停戦合意」が成立し、以後大規模な戦闘は抑えられていた。そして今回、ロシアが世界で初めてドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国を国家承認した。

関連記事