2022.02.25
# ビジネス

ソニーとマイクロソフトの戦いだけではない…GAFAも参入で「大型買収」相次ぐゲーム業界の行方

大手IT企業がひしめくゲーム業界

2022年のゲーム業界では大型買収が相次いでいます。

1月18日に、マイクロソフトが米ゲームパブリッシャー大手のアクティビジョン・ブリザードを買収額約687億ドル(約7.9兆億円)で買収すると発表し、その2週間後の1月31日には、ソニーが「Halo」や「Destiny」などの人気ゲームを生み出した米ゲームソフト開発企業バンジー(Bungie)を36億ドル(約4100億円)で買収すると発表しました。

アクティビジョン・ブリザードは『Call of Duty』などを開発している/ Photo by Gettyimages
 

この大型買収をこれだけ切り取ると、マイクロソフトとソニーによる激しいゲームのシェア争いと見えますが、実は両社だけの戦いではありません。

ゲーム業界は今、GAFAも参戦しており、この業界で生き残るためにマイクロソフトやソニーがGAFAにどう対抗しているか、ゲーム業界の状況を反映している示唆に富んだものと言えます。 

「専用コンソール」の時代から「マルチプラットフォーム」の時代へ

まず、マイクロソフトとソニーはそれぞれXboxとPlayStationのコンソールプラットフォーマーであり、今回の各社の買収ではゲームソフトの会社を買収することで、ゲームソフトとともにそのユーザーを獲得する目的の買収です。

ただ、今回がこれまでとは違うと感じるのは、2社ともに買収するゲーム会社が他のデバイスでのゲーム運営を継続することに対して肯定的な見方を示している点です。

現在のゲームはクラウドゲームが主流となってきており、サーバー上にあるゲームをコンソールだけでなく、スマホ、PCなど様々なデバイスでプレイすることが出来るようになっています。

そのような時代の流れの中で、買収するゲーム会社に対して、様々なデバイスでのプレイが可能な「マルチプラットフォーム対応」のゲームの提供を容認しなければ、逆に買収によりユーザー離れが起きる可能性もあり、時代の流れに沿った対応をしていると言えます。

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