2022.02.21
# ロシア

プーチンの「本音」を知ればわかる、ウクライナ「楽観論」が危ない「3つの理由」

日本人は知らない「ロシアの深層」

プーチンは本当にウクライナに侵攻しないのか。緊張緩和ムードが沸き立つ中でもむしろ、ロシアが侵攻する可能性は高まっていることを前編記事『プーチンの「焦り」…じつは一番恐れている「ロシア年金問題」の深刻事情』では紹介した。じつはウクライナ騒動の背景にはロシアの年金問題があるという事情をレポートしたが、プーチンが「動く」理由はほかにも2つあるという――。日本ではほとんど報じられないそんなロシアの事情を緊急レポートする。

ロシアが絶対に受け入れられない「ミサイル配備」

2つ目の理由が、「ミサイル配備問題」です。

ロシアとウクライナは隣国同士の関係にあります。

ウクライナの首都キエフと、ロシアの首都モスクワは、直線距離にして約800キロメートル。これは東京都から山口県の距離とほぼ同じです。

そんな近い国が、ロシアにとって敵方であるNATOに「寝返る」。これはロシアにとって「最悪の悪夢」と言えます。

ウクライナの隣国、スロバキアに展開するNATO軍 Photo/gettyimages
 

特にロシアにとって脅威となるのが、西側のミサイル基地です。

現在、NATO加盟国であるルーマニアには、陸上配備型迎撃システム「イージス・アショア」が配備されています。「イージス・アショア」は、建前としては弾道ミサイルを迎撃するためのシステムですが、ロシアは「巡航ミサイル発射能力を持つ」として、これを激しく批判しています。

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