2022.03.01
# ビジネス

株や暗号資産に投資するより「自分に投資する」ほうが儲かる「本当の理由」

投資のシンプルな本質
田内 学 プロフィール

もはや「お金の希少価値」は下がった

今から40年前の1980年、定期預金の金利は6%を超えていました。この頃の日本は高度成長期で、どの会社もお金を借りたい、投資してもらいたいと思っていました。

個人もまた、お金を借りて家を建てようとしていました。日本中の会社や個人が高い金利を払ってでもお金を借りたいと思うほどに経済は成長していたのです。

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しかし、当時の家計の預金は200兆円ほど。このお金が銀行を通して、会社や個人に貸し出されていました。そのお金の量に対して、会社や個人が欲しがる量が多いので、お金の希少価値があったのです。そのため、元本が保障されている定期預金でさえ6%の利回りがありました。株や他の投資をしていればさらに高い利回りを得ることができたはずです。

では、現在ではどうかというと、定期預金の金利はほとんどありません。これは、無理もない話です。家計の預金も1000兆円を軽く超えています。お金の希少価値がグッと下がっています。そして、日本の経済成長も小さくなりました。

大量のお金が投資にまわり、投資家が小さい成長を分け合っているのが日本の現状です。投資で大きく儲けるのは難しそうです。もちろん、投資の勉強をして儲ける人もいますが、本当に一握りなのです。儲け続けるには、市場の中にいる投資のプロたちよりも先回りして考える必要があるからです。何に投資をするにしても、お金が余っている現代では、あまり儲からなさそうです。

しかし、一つだけ、社会全体で欲しがっていて今の日本に足りないもの。希少性が高いものがあります。

人材です。

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