プーチンを追い詰める「ロシア版年金問題」
世界で断トツの高齢化社会である日本は、公的年金制度をどうするかという問題を抱えていますが、ロシアにも同様の事情があります。

ロシアの平均寿命は約73歳と、比較的短い部類に入ります。
ただ、そのロシアも「高齢化問題」に直面しており、2030年までに、人口に占める65歳以上の割合が20%近くになると予測されています。
それを受けて、プーチン大統領が実施したのが、「年金制度改革」でした。
女性で55歳、男性で60歳だった年金支給開始年齢を、女性60歳、男性65歳まで段階的に引き上げることを、プーチン大統領は発表します。
しかし、これによってプーチン大統領は、ロシア国民からの反発を招いてしまいます。