2022.02.23
# 日本株

バフェットと孫子を並べて分かった、「戦わずして勝つ」という投資の極意

売り手が頭を下げている時を狙え
大原 浩 プロフィール

市場の暴落も「売り手が頭を下げている」ときである

実は、「大衆が恐怖におびえているときには大胆に、彼らが浮かれているときには慎重に」というバフェット流の奥義も、「戦わずして勝つ」戦略の応用である。

バフェットが師匠であるベンジャミン・グレアムから教わった「2つの重要事項」のうちの1つが「ミスター・マーケット」である。市場が擬人化されたこの人物は、株価が上昇すると陽気になって高値でどんどん株式を購入する。逆に市場が下落するとまるでこの世の終わりがやってくるかのように陰鬱になり、高値で買った株式を安値で売り払ってしまう。

高値で買おうとしても、この強気なミスター・マーケットと「戦闘」をすることになり、さらに高値で買わなければならない。逆に、ミスター・マ―ケットが憂鬱になっているときに買えば、「わざわざ買ってくださってありがとうございます」と感謝される上に、捨て値で購入できるというわけだ。

 

そして現在、世界市場は米国を中心にミスター・マーケットが陽気に浮かれている状態であり、ピークが目の前にきているように思われる。

インフレが進行中だから、エネルギー関連を中心に値上がりする株式も少なくないと考えるが、今後、ミスター・マーケットが、陰鬱になって捨て値で売る企業が多くなるはずだ。その時こそが「戦わずして勝つ」最大のチャンスだと考える。

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