2022.03.03
# ビジネス
「がんばらないでラクに結果を出す人」になる!「集中力が高まる」2つの時間帯
人間の集中力には山がある
やらなくてはいけない仕事があるのに、ついスマホを見てしまう、ネットサーフィンをしてしまう……。集中力を切らさず、仕事に打ち込む方法はあるのだろうか? 著書『がんばらない生き方大全』を上梓した心理学者の内藤誼人氏は、「ある時間帯だけ集中する」方法をオススメする。一流研究機関の実験でも証明された、とっておきの心理テクニックをご紹介しよう。
この時間帯を「集中タイム」にする
実験
男性のサイクリストに、いろいろな時間帯で、集中力を測定するテストを受けてもらいました。これは、反応の早さを調べるテストで、集中していれば反応が早くなりますし、集中できないときには反応が遅くなります。どの時間帯で集中力が高まったのか調べました。

結果
他よりも集中力がアップする時間帯は、
(1) 午前10時半
(2) 午後4時半
……フランシュ・コンテ大学(フランス)、エリザベス・ペティの実験
つまり、どういうこと?
一日のうちで集中できる、「大きな2つの山」がある。
解説
私たちの集中力というものは、朝から晩までずっと同じなのかというと、そうではありません。実は「集中しやすい時間帯」というのがあるのです。
ということはつまり、その時間帯でがんばって、それ以外のところでは、まあ、ほどほどに手を抜くのです(笑)。
したがって、まずは午前10時半くらいからお昼まではがむしゃらにがんばりましょう。一日の仕事のほとんどをこの時間帯で片づけてしまうのだ、という意気込みで取り組むのです。
午前中にほとんど片づけておけば、もう午後は軽く流すだけでよくなります。「午後がラクになるんだから」と自分に言い聞かせれば、自然に集中力も高まるはずです。