2022.02.27
# 不倫

渡部建と原田龍二の明暗はなぜ分かれた?「不倫が許されない人」の本性

不倫が許される人・許されない人の差1
亀山 早苗 プロフィール

「離婚して正解」と言われたワケ

ところが予定日より前、夜遅くに突然、産気づいたとき、夫は家にいなかった。ルミさんはひとりで準備をしてタクシーを呼び、病院へ向かった。途中で両親に連絡をいれたが、あとのことはあまり記憶にないという。

「翌日の早朝には産まれていました。それでも夫は来ない。母が連絡し続けてくれたけど、電話もつながらない、と。連絡がついたのはその日の昼間。夫は『会社で徹夜して、そのまま眠り込んでしまった』そうです。それまで一度もそんなことはなかったし、そもそも会社で徹夜する人なんていませんしね」

夫は浮気していたのだ。それがバレたのは、翌日夕方、ようやくやってきた夫を、ルミさんの父親が連れ出して話を聞いたから。男同士だから、気持ちはわかりあえると思うと寄り添う姿勢を見せたら、夫は義父に向かって浮気を打ち明けたのだという。

「相手が私の同僚だというから、もうわけがわかりませんでした。父は翌日、離婚届をもってきて、書くも書かないもルミの自由だと。私はその場で書きましたね」

Photo by iStock
 

そして子どもを連れて退院、その足で実家に戻ると同時に夫に離婚届を送った。さすがにあわてて実家にやって来るだろうと思っていたら、夫からはなしのつぶて。これには父親がさらに激昂し、弁護士を立てたという。

「ある日、夫から電話がかかってきたんです。『オレ、浮気なんてしてないからね。お義父さんに誘導されただけだから』『お義父さんも冗談だったんだと思う』という姑息な言い訳に終始していました。父に言われたとおり、通話を録音したので、あとから父はそれを聞いて激怒していましたね」

結局、弁護士を通して離婚は成立したものの、最後にまた電話をかけてきた夫は「男の浮気くらいで離婚だなんて、おまえは何様なんだよ」と言ったそう。ルミさんは、「結婚してすぐ浮気するおまえこそ、何様だよ」と言い返して電話をたたき切った。

その後、会社では「あんないい男と別れるなんて、ルミってバカね」という噂がたっていたらしい。だがしばらくすると、元夫が仕事でミスをし、それを後輩になすりつけていたことがわかり、元夫の株は暴落。「上司には媚びる。後輩にもいい先輩ぶるけど、実は姑息な手を使うヤツ」と言われるようになったとか。

「当時の同僚たちから、『離婚して正解だったね』と言われました」

小学生になった娘は、祖父母とルミさんに囲まれて元気に育っている。

あのとき我慢しなくてよかった、我慢しなかったのは日常生活で夫の身勝手さが身にしみていたからだと彼女は言う。もし元夫がもう少し温かさのある人だったら、一度くらいは許したかもしれないと今でも思っているそうだ。

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本稿では、渡部建の不倫はなぜいまだ許されないのか、対照的だった原田龍二の振る舞いや、不倫が許せなかった女性の事例とあわせて見てきた。後編記事〈アンジャッシュ・渡部建とは何が違う?「不倫が許される人」の人となり〉では「不倫を許した」ある女性のエピソードも紹介しつつ、さらに考えていく。

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