2022.03.07
# 日本株 # 東証

今から「海運株」を買っても遅くないか? 話題の「高配当株」を分析する

業績・株価から読み解く実践編
インフレ・米国で利上げ時代を迎えている中、日本郵船、商船三井、川崎汽船などの「海運株」が人気を集めている。配当利回りが10%を超える銘柄もあり、つい手が伸びそうになるが、本当に「買い」なのだろうか? 47歳でFIREを達成した人気ブロガーで、著書『今日からFIRE! おけいどん式 40代でも遅くない退職準備&資産形成術』(宝島社)を出版した「おけいどん」こと桶井道さんが徹底分析する。

初心者は手を出すべきでない?

インフレ、金利上昇局面では、高配当株が好まれる傾向にあります。3月末に迫る、権利付最終日を意識するシーズンを迎えたことも相まって、高配当株を物色される投資家がおられることでしょう。

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前回の記事〈高配当株相場の時代に「良株」「悪株」を見抜く…「日米豪の有力銘柄」7選〉で、高配当株の見分け方を解説しました。今回は、実践編として、海運株が今からでも「買い」なのか? 分析します。

昨今、海運株が高配当で話題ですね。投資先(銘柄)を探す際に、配当利回りからスクリーニングすると、上位に海運株がヒットします。

この高い配当利回りを見ると、ついつい欲しくなるかもしれません。が、「今」の配当利回りだけを見て飛びつくと、リスクがあります。

海運株は難しいです。上級者向けだと思います。私は、某海運株を10数年間ホールドして、昨年ようやく利益確定しました。

そこまでの道のりは大変険しかったです。株価低迷、含み損、無配時代を過ごしました。我慢できず、保有株の半分を損切りした苦い経験もあります。

◆海運セクターの銘柄とは

海運セクターには、どれだけの銘柄があるのでしょうか。時価総額(2022年3月4日現在)で上位から順に並べます。

日本郵船
商船三井
川崎汽船
NSユナイテッド海運
飯野海運
乾汽船
明治海運
川崎近海汽船
共栄タンカー
栗林商船
東海汽船
玉井商船

佐渡汽船

 

以上13銘柄になります。

海運株の難しさをはかるために、時価総額上位3社となる日本郵船、商船三井、川崎汽船に注目してみましょう。ちょうど、海運大手3社といわれる銘柄になります。

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