主にインスタグラムで「結局怖いのは人間だよね」というテーマで漫画を描き、56万人(2022年2月現在)のフォロワーがいる、ちなきちさん。今までは主にご自身の実体験を中心に漫画を作成していたそうですが、多くの方から「私もこんな怖い体験をしました!」「ぜひエピソードを漫画化してほしい!」という意見があり、現在はエピソードを公募し、漫画化したものを投稿しています。

その中でも反響を呼んでいるのが、子どもを連れて出て行った妻と、原因に全く心当たりがない夫の夫婦のすれ違いの実話を元にした作品『僕と帰ってこない妻』。インスタグラムに投稿するたびに多くのコメントが寄せられています。

上司に媚びただけで評価がうなぎ上り

ごくごく普通の夫婦に起きたすれ違いを描いたエッセイ漫画『僕と帰ってこない妻』。主人公の和樹は「家族サービス」をしっかりするという自称イクメン夫。誰もが羨む円満な夫婦関係だったはずなのに、ある日突然「書置き」を残して妻・雪穂と子供が出ていってしまいます。思えば雪穂と和樹の関係性に変化があったのは、雪穂の妊娠が判明したときからでした。

雪穂のつわりが始まったことで二人の生活が一変します。特に雪穂は「切迫流産」と診断されたことで、退職せざるを得なくなり、和樹は家計に影響が出ないよう、上司からの評価を得る為に奮闘するようになります。

『僕と帰ってこない妻』#19より。漫画/ちなきち
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最初は、上司に媚びを売るなんて馬鹿らしいと思っていた和樹でしたが、媚びることで上司から好かれるたびに、自分の“発言力”が増すことを実感していきます。そんな中、それを良く思わない中途入社組の先輩たちから声をかけられて…。

このエピソードをインスタグラムに投稿した際、コメント欄では男性社会の僻みについて同情する意見がありました。女性社会のほうが一般的にドロドロしたイメージを持たれやすいですが、実は男性社会はもっとわかりやすく嫌がらせがあるようです。

どんな社会にもトラブルはつきものですね…。

また、前回の投稿での表現がわかりづらかったようで補足です。

『僕と帰ってこない妻』#19より。漫画/ちなきち

中途組の先輩たちが言う「新卒」=新卒入社組、「中途」=中途入社組を指します。和樹は新卒扱いで入社しているということで、現在新入社員ということではありません。ここの会社では、暗黙の了解で新卒入社した社員の方が出世しやすい傾向があったため、絡まれてしまったのです。

それでは続きをご覧下さい。

漫画/ちなきち