1)食べないダイエットをしない

体型を気にしはじめた女の子が最初に触れるダイエット情報は、身近な大人が実践している姿です。今でこそ、「食べないダイエットはいけない」という健康に配慮したダイエット情報も増えましたが、一昔前は、りんごダイエットやこんにゃくダイエットなど、極端な食事制限をするダイエット情報も多く出回りました。今、20〜50代の女性には、そんなトンデモダイエットに取り組むお母さんやお姉さんなどの姿を見て育った人も多いことでしょう。

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私自身、小学生時代に母が自宅でダイエットに何度か取り組んでいる姿を見ていました。リズムダンスのようなものから置き換えサプリメントを使うものなど様々ありましたが、中には家族と同じ食事は食べずにほんの少しの健康レトルト食品だけというものもあり、幼いながらに「ダイエット=低カロリーなものにして食べる量を減らす」というイメージができあがっていきました。そのせいもあってか、食べないでやせることに繰り返し挑んでしまうという思春期〜20代前半の苦しいダイエット経験がありました。

もちろんフライドチキンやハイカロリーのスイーツを毎日食べながらやせるというのは、非現実的な話です。けれど、極端に食べなかったり、食べることに嫌悪感を抱いているような振る舞いをしたりしてしまうと、それを見て育つ子どもには「ダイエット=食べないこと」「食べるのはよくないこと」というイメージが植えつけられていきます

食べる内容を調整することがあったとしても、「食事は楽しいもの」「美味しく健康的な食事を楽しむことは大切」というイメージが育まれるようにしたいものです。食べることは生きること。食べることを楽しめなければ、自分を肯定することにはつながりません。

良質のたんぱく質は体にとっても重要だし、美味しく楽しい食事は素晴らしいこと。それなのに「食べること」そのものにマイナスの思考になってしまうと健康に影響を及ぼしかねない Photo by iStock