2022.03.05

恐喝、傷害、レイプ、殺人…悪徳の限りを尽くした高校生がとった“償い”の方法とは?【マンガ】

「なぜお前が生きているんだ?」――凶悪事件の加害者のその後を知ったときに、憤りを感じることはないだろうか? だが、死刑判決が出たとしても、果たしてそれで罪を償ったといえるだろうか? 

凶悪事件に限らず、人は誰しも大なり小なり罪を背負っていきているはずだ。古くはドストエフスキーの名作『罪と罰』から2021年に大ヒットした『シン・エヴァンゲリオン劇場版』まで、「贖罪」をテーマの一つにしている作品は多い。

その命題を真正面から描ききった漫画がある。誰かを殺した記憶だけを残し、記憶喪失になった主人公が、自分の過去に迫る『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』(さの隆)だ。本作は2017年から連載され、2020年に堂々の完結を迎えた。

 

俺はかつて、“悪魔”だった

主人公の斎藤悠介は、ごく普通の男子高校生に見えるが、実は高校に入るまでの14年間の記憶がない。そんな彼がある日、バイト仲間のシュウから衝撃的な事実を明かされる。中学時代、シュウの背中に一生消えない大やけどを負わせた主犯者は悠介だと。

©さの隆/講談社

記憶にない過去を突き付けられ戸惑う悠介の元へ、かつて悠介の親友だったらしい男・会澤が現れる。会澤の手の平には大きな穴が開いており、それは悠介の仕業だと言うのだ。身に覚えがないと突っぱねるも、彼の脳裏には自分が“悪魔”だったことを裏付ける記憶の断片が残されていた。いったい自分は誰を殺したのか――。

©さの隆/講談社
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