2022.03.24

もういい加減「◯◯ジャパン」と言って、監督を持ち上げるのはやめにしませんか…?

メディアの煽りに疑問

勝利インタビューでの違和感

去年のプロ野球日本シリーズは、野球ファンにとっては見応え十分な、最近では最高のシリーズだったと思う。

ヤクルト・スワローズ対オリックス・バファローズという、メディアから見ると地味な(失礼)顔合わせで、盛り上がるかどうか少々心配だったが、杞憂に終わった。野球を長年見続けてきた玄人ファンにとっても、手に汗握る内容の濃い試合が続いた。

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前年度最下位のチーム同士の日本シリーズは史上初。それぞれチームをリーグ優勝に導いたのは、スワローズの高津監督とバファローズの中嶋監督だが、どちらも、俺が俺がというタイプの目立つ監督ではなく、その人間力で選手を引っ張る素晴らしい監督だと思う。もしも私がプロ野球選手ならば、こういう監督の下でプレーしてみたい。

その日本シリーズを見ていて気になったのは、試合終了後のインタビューである。

京セラドーム大阪に足を運んで観戦した1戦目もそうだったのだが、日本シリーズでは試合後の勝利インタビューは、最初に勝利監督が出てきて、その次に勝利に貢献した選手という順番である。でもこれっておかしくないか…?

勝利インタビューをするなら、まず選手だろう。そもそも監督に球場のファンの前でテレビ中継のインタビューをする必要はないのではないか。

スポーツ界ではどの種目でも、“アスリート・ファースト(選手第一)”が叫ばれて久しいが、野球界ではプロ野球もアマチュア野球もいまだに“監督・ファースト”が当たり前なのだ。

スポーツ新聞やテレビのスポーツ・ニュースでは、勝ったチームだけでなく、負けたチームも含めて、選手だけでなく采配した監督のコメントも必要だろうが、勝利直後の球場での勝利インタビューで、真っ先に監督が出てくるのには違和感しかない。

オリンピックやWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)などの注目される国際大会に出場する日本チームは、その時の監督の名前を冠して「長嶋ジャパン」や「王ジャパン」「星野ジャパン」などと呼ばれる。

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