コロナ規制の撤廃に動くイギリス、「感染した場合の対応」は日本とどこが違う?

難しい判断と「それぞれの対応」
細田 満和子 プロフィール

・コロナ陽性となった場合
このような状況の中、イギリスに留学中の学生からコロナ陽性になったという連絡が入った。1月23日のことであった。現在までの経過は下記の通り。

1月22日 朝11時にLFDは陰性。夜から喉が痛くなった。
1月23日 朝10時半にLFDで陽性。大学とNHSに報告。すぐにPCR検査の予約をして、12時半に寮から徒歩20分のところでPCR検査を受けた。友人たちが食糧を届けてくれ、寮での自己隔離が始まった。
1月25日 微熱37度前半。喉が痛くて昨日より鼻がムズムズ。かなりくしゃみをしている。頭痛。少しだるい。
1月28日 のどの痛みが続いている。だるい。未だ陽性。
2月2日と2月3日 両日とも陰性で自己隔離終了。
 

PCR検査で陽性の結果が大学に届くと、この学生の所属する学部や寮のマネージャーに瞬時に自動的に連絡がいく。寮では、陽性者用のトイレが設定され、キッチンも陽性者と陰性者とで利用時間が異なるように決められた。

一方、PCR検査で陽性の結果がNHSに届くと、NHSから本人にテキストやメールで連絡がある。その際に記載されている事項は3つ。(1)自己隔離をすること、(2)検査と追跡について、(3)濃厚接触者の情報提供。

(1)に関しては、陽性となると正式には10日間の隔離が必要とされる。この数え方は、症状が出た日か陽性になった日を起点(0日)として、10日間である。ただし、5日目以降に陰性で、かつ24時間以降の翌日も陰性、かつ高熱がないなら、その時点で隔離を解除しても良いとのこと。

(2)に関しては、適宜自分でLFD検査をしてNHSに報告することが求められる。また、任意となっている抗体検査の治験に参加すると、NHSから抗体検査のキット(1つ目)が郵便で送られることになる。隔離期間中に、キットの説明書に従って血液サンプルを自分でとってNHSに送り返すと、4週間後くらいに2つ目のキットが送られてくる(2022年2月3日にアップデートされたNHSのコロナ抗体検査のウェブサイトより)。

抗体検査キット/現地の学生 提供
自分で採取した血液サンプル/現地の学生 提供

(3)に関しては、過去1週間、どこで何をしていたか、濃厚接触者の情報(名前、携帯電話番号、メールアドレス)を聞かれるので、ウェブ上で記入する。これらを記入すると、NHSの方から濃厚接触者に注意を喚起するテキスト・メッセージが送られる。ただしこの時、誰が感染者なのかは知らされない。ただ事前に自分から濃厚接触者になる人(多くの場合は家族や友人など)に知らせていることが多いという。

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