コロナ規制の撤廃に動くイギリス、「感染した場合の対応」は日本とどこが違う?

難しい判断と「それぞれの対応」
細田 満和子 プロフィール

イギリスのコロナ対策、学生が体験した「リアル」

イギリスでは、新型コロナウイルス検査計画の拡大の一環として、2021年4月からイングランドの全ての市民が週2回のウイルス検査を無償で受けられるようにしてきた。(2021年4月5日付のBBC NEWSの記事「週2回の無償ウイルス検査、英イングランドの全市民に提供へ」より)

その際には、LFD(Lateral Flow Device)という、基本的に症状のない人を対象にした、PCRよりもっと簡単で迅速な検査が用いられている。LFDは、コロナに感染すると産生される抗原を検出する検査である。このLFD検査キットは薬局や郵送などで、無償で誰でも手に入れられ、自分で検査し、15分くらいで結果がでる。

大学でも学生たちにLFDの検査キットの箱が配られている。ひとつの箱には7つのデバイスが入っているので、毎日検査をすると1週間分であるが、通常は週2回くらいの検査をする。また、パーティやコンサートや試合観戦など集団での集まりがある場合には、検査することが強く推奨されている。

LFD検査キットの箱/現地の学生 提供

検査の方法は、自分で鼻の奥に綿棒を入れて検体をとり、それをプラスチック試験管に入れ、デバイスに移して検査するというものだ。

LFD検査のデバイス/現地の学生 提供
 

デバイスのCはコントロールのことで、正常に機能すると赤い線が現れる。Tはテストのことで、コロナ陽性の場合は赤い線がでて、陰性だと赤い線は出ない。写真のデバイスは、2回ともコロナ陽性である事を示していて、陽性の場合はPCR検査を受けることになる。

このようにして出た結果は、陰性であっても陽性であっても、LFD検査キットの箱の裏面に印刷されたQRコードやURLを利用して、大学とNHSに直ちに報告をする。

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