言葉や文化が共通している者同士だって、わかりあえないことがある。言葉や文化が異なる場合はなおさらだ。

厚生労働省の人口動態調査によると、日本で国際結婚している人は実はここ20年ほど比率としては3パーセント前後でさほど変わりはないという。ただ以前より日本人女性が外国人男性と結婚する比率がやや多くなっているようだ。

そんな国際結婚の大変さを、婚活で感じたというのがNYで婚活している49歳のナナさんである。現在17歳の娘と暮らすナナさんはこれまでなかなか濃厚な婚活をしてきた(歴代の記事参照)。しかし「文化の理解」の難しさを感じたのは、今回の男性が一番だったという。
それはどういうことなのだろうか。

ヤマサキナナ「NY婚活日記」今までの連載はこちら
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1つの質問に1つの返事しかしない人は面倒臭い

この日記ももう14回目、単純に考えてもマッチングアプリを介して14人以上に会っていて、ここで話題に上っていない人もいるので、ざっと20人くらいには会っている気がします。なかなかな労力。今日ここで紹介するTさんとは、先に言ってしまうと、またも2ヵ月間、累計10回ほどデートをして終わるのですが、何と、またも、プラトニック! 4.5回目のデートから、なんだろうな、これは……となるのですが、彼にはちょっと私たち日本人には理解しがたい問題があったのでした。

まずは、マッチングサイトでいいね! をされました。前にも書きましたが、サイトの婚活の多くは、いいね! をされたり、ハイ! ハワユー? なんてメッセージが来て、そこからプロフィールを見ていい感じの人だったら返事をするところから始まります。ただ、これが、なかなか盛り上がるかと言うと、一つの質問に一つの返事しかないタイプだと結構面倒臭い。「どこに住んでるの?」「〇〇」「そうなんだ、そこは地元なの?」とか、もう面倒臭い。

「どこに住んでるの?」と聞いたら「〇〇だけど、元々は△△出身で、××にも住んでたことがある」くらい広げて欲しい、なんなら「近所は○○な雰囲気で、〇〇って美味しいレストランがあって、〇〇が近くにあってよく行くよ」とか「〇〇が理由でここに住んでるんでるんだけど、なんで君はそこに住んでるの?」とかなんかしら、会話をつなげるきっかけをお互い出し合うのが好ましい。ただまあ、知らない人に興味を持って接するって、結構大変です。でも、お互い様なので、そこは頑張ろう! 頑張る人が私は好きです! と言う感じですね。

楽しいやり取りができるかどうかはお互いの努力次第…Photo by iStock

と、そんな中、前回の、57歳のアメリカ人男性に引き続き、こちらのTさんもすごく会話が上手。一つ聞くと5個くらい返ってきます。たとえ話が好きで、時々話が脱線しすぎて、今なんの話をしてるんですか? とたびたび聞くことになるのですが「ははは、ごめんごめん」と明るく話を戻してくれます。また、私のプロフィールには「英語が母国語じゃない人と話しても全く苦にならない人」でお願いします、と書いてあり、聞き返したりしても、明るく言い換えたり、一瞬ゆっくり話してくれたりする人が好ましいのですが、彼はまさにそのタイプで、英語が流暢であることよりも話の中身の方が大事だから全然気にならない、と言ってくれる人でした。