2022.02.22
プロ野球「消えた天才」…マジでヤバい球を投げた「怪物投手」をご存知ですか…?
歴代最高の「直球王」を決める長い野球の歴史の中で、様々な変化球が生み出されてきた。だが、やはり「エースの本懐」は、全身全霊で放った直球で、強打者をきりきり舞いさせることだろう。一番の直球を投げたのは果たして誰か。
球速なら大谷翔平
逃げも隠れもせず、真っ向勝負で打者をねじ伏せる。本格派投手のストレートは野球の華であり、投手のロマンだ。
「私が『マサカリ投法』を編み出したのも、血のにじむような練習で徹底的に下半身を鍛えたのも、すべてはまっすぐで勝負に勝ち続けるため。ストレートこそが投手の生き様であり、魂なのです」(通算215勝の元ロッテの村田兆治氏)
これまで数多のエースたちが己の存在を懸け、ストレートを磨いてきた。
では、その中でプロ野球史上最高の「直球王」は誰なのか。
直球を評価する上で、一番わかりやすい指標は球速だろう。一番速いピッチャーこそが、もっとも優れた直球王である。
そう定義すれば、日本人の歴代1位は、2016年に165kmを記録した大谷翔平(当時日本ハム)になる。

2位には藤浪晋太郎('20年阪神)の162km、3位には由規('10年ヤクルト)、千賀滉大('19年ソフトバンク)ら161kmを投げた投手が続く。
だが、元広島の山崎隆造氏は、「スピードガンに表示される数字はあくまでストレートを評価する上での一要素に過ぎない」と語る。