2022.02.20

学者が驚愕した、NHK『ためしてガッテン』の「お役立ち回」のスゴイ中身

27年間、ありがとう

惜しまれつつ放送が終了したNHKの長寿番組『ためしてガッテン』では、手軽に実践できる健康情報が数多く紹介された。前編記事『27年間の歴史に幕…NHK『ためしてガッテン』の「神回」を勝手に振り返る』に引き続き、視聴者の記憶に残る、珠玉のお役立ち情報を番組の歴史とともに振り返る。

「立つだけ」で老化防止

ターゲットとなる視聴者層は50〜60代だったため、加齢による悩みや老化防止をテーマにした特集も数多く制作された。

同志社女子大学教授でメディア文化論が専門の影山貴彦氏が役に立ったと振り返るのは2020年7月放送の夜間頻尿を取り上げた回だ。

「それまで高血圧の改善方法としてふくらはぎを揉むことはよく取り上げられてきました。しかし、この回は夜間貧尿の原因もふくらはぎにあると紹介していて、驚いたのを覚えています」

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この放送回では、ふくらはぎは第二の膀胱だと解説された。日中にここに水分がたまり、排出できなかった分が夜間頻尿を起こすというのだ。

これを解決するために番組で紹介されたのが、日中にふくらはぎを覆うハイソックスを着用することだった。ソックスの着圧により常にふくらはぎが揉まれている状態になり、余分な水分が全身に回るため、第二の膀胱がいっぱいになることを防いでくれる。

「病院に通うまでではなくても悩ましい、痒いところに手が届く番組作りがファンを掴んだ理由だと思います。視聴者に強迫観念を与えない点も、健康番組としては画期的でした」(影山氏)

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