2022.02.19
# ライフ

年収2000万「エリート開業医」が、自宅から離れた神戸で「密会」していた女性の正体

山村 佳子 プロフィール

「娘2人も医師になって独り立ちしたことだし、もう夫としての僕の務めは十分果たしただろう。今後はお互い好きな道を別々に進もう」

そう言われた由美さんの中で、パズルのピースがはまるような感覚があった。

「直感で『ほかに女がいる』と気づきました。夫は意外と現金な性格なので、私にそう言った時点ですでに次の相手を確保しているはずです。少し前に機械音痴でアナログ人間だった彼が、やたらとFacebookに夢中になのもおかしいと思っていました。おおよそ昔の同級生と再会して、盛り上がったんでしょう」

由美さんからしてみれば、子ども2人を育てた後に、まるで「用済み」かのように捨てられてしまうなんて絶対に許せない。「意地でも離婚はしない」と心に決めて、哲也さんの不倫相手を突き止めると決意した。

疑惑が確信に変わった瞬間

「不倫の証拠があるとすれば、あの部屋に違いない」

そう考えた由美さんは、哲也さんの診療中を狙って、持っていた合鍵で夫が借りているマンションの部屋に入り中を探った。最初に狙ったのは手帳やメモ帳。哲也さんはメモ魔で分厚い手帳を常に持ち歩き、何でも書き留めないと気が済まない性格だ。

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ページをめくっていくと、「M. I.」など複数の謎のイニシャルと、待ち合わせらしき予定が見つかった。部屋にあるカレンダーと照らし合わせてみると、学会に出席するためにクリニックを休診にした日とピッタリ重なっていた。

「やはり不倫相手がいると確信しました…。しかもクリニックを閉めて会いに行くってことは、遠方に住んでいる人ですよね」

しかしその日はクリニックが閉まる時間が近づいてきたため、調査はそこで終了。また別の日、哲也さんが泊りがけで出かける日に、ゆっくりと調べるチャンスがめぐってきた。

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