2022.02.19

日本の「食品偽造」のヤバすぎる実態…「ダマされてはいけない」食材をすべて明かす

海産物だけではない

前編記事『アサリもハマグリもウナギも…日本の食卓は「産地偽装」だらけ』では、「アサリ」はじめ、川魚や海産物が産地偽造で狙われやすいとことを明かしたが、じつは魚や貝類以外でも同様のことが起こっているという…。

牛肉偽装は無くならない

マグロは同じ太平洋を行き来しているため、どこの港に揚がったかで産地表示が決まる。高級マグロと言えば、青森県大間が有名だが、ブランドが確立しているだけに偽装も行われやすい。豊洲市場のマグロの仲買人が明かす。

「岩手県など大間から離れた場所で釣ったマグロをわざわざ大間まで運んで水揚げして、大間ブランドのシールを貼ってもらうという話はよく聞きます。これはルール的にも偽装ではないし、消費者にとって大切なのは、マグロそのものの品質よりも、わかりやすいブランドだからね。

結局、海産物の産地はプロの目で見てもわからないんです。わかるのは、いいマグロか悪いマグロかということだけ。大間で実際に揚がったマグロより流通している大間マグロの量が多いことは間違いありません」

小浜産のグジ(アマダイ)、下関のフグなどブランド化している魚も、偽装が絶えない。

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「全国で獲れたフグが下関に集まって、下関ブランドに姿を変えて出荷されます。グジも日本海の広い範囲で獲れますが、小浜産というだけで値が上がるのです」(元水産庁養殖研究所所長の矢野勲氏)

ワカメも偽装が相次いで発覚する水産物だ。鳴門産のワカメは渦潮にもまれて育ったため歯ごたえが良いとしてブランド化している。しかし、生産量は少なく、鳴門産ワカメは国内産全体のわずか1割程度。

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