安倍晋三の「岸田つぶし」が全内幕…メンツ丸潰れの元総理「復讐のシナリオ」

もう許してはおけない

政権中枢に居続けるのは、至難の業だ。引退、落選、派閥の論理で、次々人が入れ替わる。だが、彼らは例外だ。何度でも「リベンジ」を狙い、政権の中心に戻ってくる。2人で岸田をぶっ潰すぞ。

やっぱりアベノミクスだろ

〈令和の高橋是清、池田勇人を目指して〉

安倍晋三は手元にある一枚の紙を見て、思わずほくそ笑んだ。

2月9日に開催された「責任ある積極財政を推進する議員連盟設立総会」の趣意書に書かれた一文である。95人の自民党若手議員が集まったこの会に、安倍晋三は講師として招かれていた。

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岸田も池田勇人を意識して、昨年の総裁選では「所得倍増」を掲げた。だが「財務省のポチ」とあだ名される岸田は「財政赤字は気にせず、景気対策でおカネを使え」とは口が裂けても言えない。

総理の座についた岸田は、わざわざアベノミクスを否定するために「新しい資本主義」なる言葉を使いはじめた。ところが実は岸田には確たる経済ブレーンもいない。嶋田隆秘書官は「新しい資本主義」を主張する学者探しに苦労している。

同じく講師として招かれた経済学者、本田悦朗の話を聞きながら、安倍は思った。本田は'12〜'16年に内閣官房参与を務め、アベノミクスを主導した安倍の元ブレーンだ。

それにしても、キシダノミクスのなんとお粗末なことか。デジタル、5G、経済安全保障と聞き覚えがある言葉が並び、どこが「新しい」のか。市場の反応も冷ややかで、株価の下落が止まらない。

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