先日、山口真由さんが執筆しFRaUwebに掲載した記事に大きな反響があった。

(参照「東大卒・山口真由が“姉”をやめたくなった日…卵子凍結で感じた「姉妹」の不平等」「東大卒・山口真由「姉」の義務を放棄しようと決めた…羨ましかった“妹”の存在」)

そして同時に話題を呼んでいるのが姉妹のいざこざを描いた漫画『けむたい姉とずるい妹』(講談社)だ。「姉妹」関係に悩む人はどうやら多いらしい。そこで女性の悩みを専門に相談を受けている、カウンセラーの山脇由貴子さんに、具体例を踏まえて「姉妹の悩み」から解消される方法を伺った。

マンガの試し読みとともにお届けする。

うまくいかない姉妹関係

昨年、漫画雑誌『Kiss』で連載がスタートし話題となっている、ばったん氏の作品『けむたい姉とずるい妹』(講談社)。姉妹でありながら対照的な性格によるぶつかり合い、それぞれが感じている相手への嫉妬、親の愛、そして妹の“夫”は実は姉の“元恋人” という、同じ男性を巡って起こる愛憎劇が描かれる。

大切にしていたダイヤのピアスも、べっ甲の髪留めも、カシミヤのマフラーも……気づいたら全部、妹のものになっていた。そしてそれらが自分よりずっと似合う妹。まったく悪びれる様子のない彼女にやり場のない苛立ちを覚える姉。

『けむたい姉とずるい妹』第1話より。ばったん/講談社
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現実でも、こういった感情のこじれは男きょうだいよりも女きょうだいのほうが泥沼化している印象がある。実際、作者のばったん氏は姉妹関係を描こうと思ったきっかけについて、次のように語っている。

「もともとは女同士の闘いを描こうと思ったのですが、できるだけむき出しの感情を描きたかったので、あえて姉妹を主人公にしました。今は、昔ほど“血は水よりも濃い”という感覚はないかもしれませんが、やはり他人とは違い、血がつながっているからこそ増す憎しみがあるのではないか、と思ったのです。

私の友人は2歳違いの姉妹で、幼い頃からとても仲が良さそうなのですが、それでも『離れられないのは姉妹だから』と言っていたことがあって。どんなに切ろうとしても100%切ることはできない関係だから、愛しさだけでなく憎しみも増すのだろうな、と感じたこともきっかけです」