2022.02.20
# 不動産

「高級タワマン」は「東京五輪後に暴落する」と言われた資産家、その驚きの結果

2020年夏以降のマンション価格は…

コロナ前と比べて1.25倍の上昇

コロナ禍にあっても、中古マンション市場は活況だ。東日本不動産流通機構発表の2021年12月度のマーケットデータによれば、2021年12月の東京都区部の中古マンションの1平方メートルあたりの成約価格は 95.61 万円で、前年比プラス 12.5%の 2 ケタ上昇。2020年5月から20ヵ月連続で前年同月比でプラスになるなど上昇傾向が続いている。

直近の底値だった2020年4月度の1平方メートルあたりの成約価格は、76.46万円なので1平方メートルあたり20万円近くも上昇したことになる。僅か20カ月で1.25倍になったということだ。

首都圏東京23区 中古マンション成約平米単価の推移(出典:東日本不動産流通機構)
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20ヵ月前の2020年春と言えば、最初の緊急事態宣言の発令前後のタイミングだ。この時期に、マンションが購入できた人の中には、僅か1年半で3割近くも資産価格が上昇した人もいる。

一方で、2020年の春に保有するマンションを売却した人もいる。もともと2020年7月は、東京五輪をはじめ、本当なら開催されるはずだった世界的なイベントが予定されており、終了後に不動産価格が下がるという論調の本やネット記事が溢れていた。コロナ禍が無かったとしても売却を検討した人も多いだろう。

photo by gettyimages
 

資産家であるSさんもその一人で、2019年の夏に保有する港区のタワーマンションの売却を考えていた。

地方都市出身のSさんは、2013年頃から自宅マンションのほか、東京都心に計4件のマンションを購入し、うち2件が港区のタワーマンションだ。広さは、50平方メートル前後のコンパクトマンションで築10年未満。ともに3,000万円台で購入し、表面利回りは約5.5%前後だった。

長期保有の目的だったが既に値上がりしており、イベント終了後に価格が下がると不安を煽られれば売却を考えるのも無理はない。

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