2022.02.13
# 音楽

50歳でイギリス移住を決断…布袋寅泰が語る、BOØWY時代から変わらぬ「夢」に懸ける想い

現在公開中のギタリストの布袋寅泰さんのアーティスト活動40周年を記念したドキュメンタリー映画「Still Dreamin' ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズムー」

布袋さんが1981年5月にロックバンドBOØWYのギタリストとして活動を始めてから、アーティスト活動40周年を迎えるまでの活動や、キャリアを通じて経験した数々の出会い。そして華々しい活躍の裏で乗り越えてきた、幾多の試練や葛藤の様子などが描かれている。前編に続き、2月1日に60歳を迎えた布袋さんに、今作に込めた想いや、布袋寅泰さんのキャリアの原動力になってきたという「夢」への想いを伺った。

 

布袋寅泰が語る、バンド時代から変わらぬ想い

今作のタイトルにも使われている『Dreamin'』は、氷室京介、松井常松、高橋まことと共に結成し、「今は、自分自身の大切な想い出」だと語るBOØWY時代の楽曲だ。リリースから37年の月日が流れた今もなお、当時と変わらずに持ち続けている布袋さんの想いが作品のタイトルにも反映されているという。

――『Dreamin'』は、BOØWYとしては3枚目のアルバム、『BOØWY』(1985年)に収録された作品です。布袋さんは作曲と作詞(※)も手がけられていますが、この曲にはどのような想いが込められているのでしょうか?(※松井五郎さんと共作)

BOØWYというバンドのスタイルが見えてきて、「誰にも似ていない。俺たちだけのオリジナリティを求める」という結成当初からの目標や、自分達の想いが鮮明になった時期でした。

あの頃はまだ、世の中に対して唾を吐ける年代でしたし、“若さ”という最大の武器もありましたから。「とにかく歯車に嵌らずに、自分らしく生きていくんだ」という決意を綴った曲ですよね。

「Still Dreamin' ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズムー」

その後、ソロアーティストの布袋寅泰になってからも、この曲に込めた「自分らしく生きているか」とか、「自分らしくチャレンジしているか」といった想いは変わらずに僕を支え続けてくれましたし、さまざまな形でオーディエンスに投げかけてきた「とにかく自分らしく、夢を追い続けよう」というメッセージも、『Dreamin'』を書いたあの頃からまったくブレていないと思うんです。

――BOØWYで活動されていた頃から、「音楽を通して“夢”を表現したい」という想いや信念を既にお持ちだったんでしょうか?

「夢のことを書く」と決めて詩に綴ったり、特別に意識していたわけではないですが、これまでのキャリアを通じてずっと大切にしてきた言葉ではありました。

ずっと抱き続けてきた「いつか世界でチャレンジしてみたい!」という想いが、活動を支える原動力になってきたこともあって、作品の中にも「夢」というワードが登場することが多くなってしまうんですよね。

「夢」は、言葉にすると少し照れくさいし、「本当に有言実行できるのかな?」という不安もある。だから日常ではあまり簡単に使えないんですけど…。どの時代も一番輝いていて、人を動かす言葉だなとは思っています。

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