先行きは依然として不透明
昨年から引き続き、世界中でインフレが止まらない。
背景にあるのは、ここ数か月にわたるエネルギー価格、特に原油と天然ガス価格の上昇だ。それに伴って銅やアルミニウムなどの非鉄金属の値段までもが上昇傾向にあり、資源価格の変化を背景に半導体不足も深刻化している。
また日常生活に目を向けると、4月に向けて食料品をはじめとした消費財の値上げも予告されており、この先家計にも影響が出ると予想される。

このような世界的なインフレを受けて、FRBをはじめとする各国の中央銀行が利上げを実施するとの見方も強い。日銀の黒田東彦総裁は、日本で消費者物価が上昇する可能性は極めて低いとして現行の金融政策の修正を否定したものの、まだ楽観はできないという声もある。
以上のような状況では、一体どの銘柄に注目すればいいのだろうか? ここからは、的中率ズバリ80%を誇る『DeepScore株価予報AIエンジン』(DeepScore社開発・運営)の予想を参照しながら、この1週間で株価が上昇すると見られる企業、逆に下降すると予測される企業を5社紹介していきたい。