2022.02.13
# 居酒屋 # 週刊現代 # 社長

焼き鳥チェーン「鳥貴族」が大満足の高コスパを実現しつづけられる「原動力」

鳥貴族ホールディングス社長に聞く

焼き鳥店「鳥貴族」を展開する鳥貴族ホールディングス・大倉忠司社長(62歳)を取材した。メニューをビールも含め税別298円で統一、大きめの国産鶏肉を「鮮度を保つため」各店で串に刺して提供する。安さと旨さのバランスがとれた店には熱烈なファンがつき、今、店舗は都市部を中心に600店を超える。立志伝中の社長に話を聞いた。

店頭にある「うぬぼれ中」の理由

店の入り口には「営業中」でなく「うぬぼれ中」と札を掲げています。壁には私が6店舗目を出した頃に考えた「たかが焼鳥屋で世の中を変えたいのです」から始まる文章があります。

photo by iStock
 

これには理由があります。本来「うぬぼれ」は悪い意味ですが、当時の私は「どこよりコスパのいい焼き鳥を出し、世の中を幸せな顔で満たしたい」と願い、それは「できる」と信じていたのです。

ただし実績はなく、謙虚にならねばただの自信過剰だから、札には「うぬぼれ」と書いてあります(笑)。

生まれは物作りが盛んな東大阪です。父はブリキのおもちゃの製造に使う「カタ」をつくっていて、私は15坪の敷地に6畳間と工場がある家で育ちました。

父は気前がよく、ちょくちょくお客さんを招いてご飯をご馳走するのが好きでした。私がこの商売を始めたのはそんな父の影響があったからです。

高校生の時、ビヤホールのアルバイトで焼き鳥係を任され、お客様が料理を頬張る顔を見た時「将来こんな仕事ができたら最高だ!」とも思ったのです。会社をつくることにも抵抗はありませんでした。

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