『たまごっち』コレクターの次なる野望
相当な数の『たまごっち』を集めた長谷川さんだが、現在はさらなる領域に照準を絞っているようだ。
「『たまごっち』自体はもうだいぶ集まってきているので、今は『たまごっち』グッズの収集に力を入れています。
なかでも一番古い1997年頃のビンテージ商品にハマっていて、鉛筆やお弁当箱、歯ブラシまで集めてしまっています。ネット上で、他の人がいらなくなったアイテムが300円くらいで売っているのを見つけると、『私が買った方が後世に残せる!』って思っちゃうんですよね(笑)。そうやって集めていたら、ビンテージグッズもだいぶたまってきました」
最後に、長谷川さんにとっての『たまごっち』とはどういう存在なのか、そして今後の夢について教えてもらった。
「月並みですが、私にとって『たまごっち』は人生そのものです。『たまごっち』のおかげで出会えた・繋がることができた人もたくさんいるので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ですから『たまごっち』の生みの親のバンダイさんには、“私が小さかったときに遊んでいた『たまごっち』を復活させ、新たな商品として送り出してくれてありがとう、これからもコミュニケーションツールとしてどんどん進化させていってほしい”、と伝えたいですね。
今後の夢は、これまで集めた『たまごっち』を展示する博物館を作りたいなぁ、なんて考えています。これからの世代の子どもたちに、博物館で昔のモノクロの『たまごっち』を見せてあげたいですね」
少女期に出会った『たまごっち』という存在は、時を経てもなお長谷川さんの情熱に火を着け続けているようだ。夢の“たまごっち博物館”オープンに向けて、今日も長谷川さんはコレクター街道を歩み続けている。
(取材・文=ゆはやうあ/A4studio)
