では逆に、高額で入手した『たまごっち』はどんなものなのか。
「一番高かったのが、4年前くらいに10万円で購入した『名探偵コナン』コラボの『たまごっち』です。これも数年前にネットで手に入れたのですが、世界で100個しか作られていなくて、応募して抽選で当たらないと手に入らない機種なんです。
それに当時当たった人たちの多くが壊しちゃったり失くしちゃったりしているでしょうから、ちゃんと使える状態で現存している数はもっと少ないと思うんですよ。だからかなり貴重なはずです。
余談ですが、私はバッグにさえ10万円もかけたことがないので、『たまごっち』に限定せずとも本当に高額な買い物でしたね。

他には、2015年にYouTuberのはじめしゃちょーが開催したプレゼント企画の『たまごっち』も高額で入手しました。これは、はじめしゃちょーが『たまごっち100個育ててみた』という動画で使用した『たまごっち』のうち、応募者にプレゼントされた90個の中の一つです。
当時チャンネル登録者が50万人もいるなかで、応募して当たった一人がその後ネット販売していたものを、去年奇跡的に購入することができたんです。こちらは6万円でしたが、私が購入したもの以外に2件しか売られているのを見たことがないので、その意味では所持している中で一番レアかもしれません」

これほど豪華なコレクションのなかで、長谷川さんがもっとも気に入っているものはどれなのだろう。
「よく聞かれる質問ですが、どれも個性的だしそれぞれ違う思い出があるので、正直一番というのは決められなくて。最初に買ってもらった紫色の初代『たまごっち』は言わば長女だし、父がお土産にくれた日本版の初代青の『たまごっち』は長男。どの『たまごっち』も我が家に来てくれた家族だと思っています」