2022.02.11

韓国全土が「怒りに震えた夜」…北京五輪で「反中ヒートアップ」の複雑な事情

韓国与党も“乗る”しかない
田中 美蘭 プロフィール

選手引き上げから、ボイコットまで!

準決勝での衝撃が冷めやらぬ中、決勝戦でも起こった不可解なレース内容に韓国国民が騒然となったのは言うまでもない。

この直後から、韓国内のNaverやYouTubeのコメント欄では中国に対する激しい怒りと恨み節が、英語のFワードに匹敵する「ヨク」という罵り言葉を交えてあふれかえった。一部の記事のコメント欄が閉鎖され、まさにネットが炎上する瞬間をリアルタイムで目撃したわけである。

物議を呼んだ決勝戦 photo/gettyimages
 

大韓体育協会は今回の結果に対して猛烈に反発し、韓国選手2名の失格についての判定を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴を行うこと、さらには選手団を北京から引き上げさせ競技へのボイコットも辞さないという構えを見せた。

しかし、提訴は不受理という公算が大きく、選手団のボイコットも現実的とは言い難い。

まだ大会が始まって間もない中での今回の出来事は今後出場を予定している選手達にとって、身体面ではもちろんのこと、メンタル面でも影響が心配される。

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