2022.05.02
韓国人の私が「あるマンション事故」で「韓国人として恥ずかしい」と思ったワケ
この国は何も変わらないのか…建設中マンションが「崩壊」
韓国社会の慢性的な問題が露出する事故が起きた。 「早く」を意味する「パリパリ」が日常化した社会で、韓国人は大事が起きても忘れてしまう傾向がある――そんなことを考えずに入られない事故である。
今年に入って、韓国・光州(クァンジュ)市で、建設中のマンションが崩壊したのだ。

現代産業開発(HDC)が建設している「現代アイパーク」マンションは、韓国でサムスン物産のタワーパレスと並んで価格が高いブランドマンションだ。
韓国のマンションは日本の高層マンションに近い。人口密度が高いこともあり、1970年代末から高層マンションが定着した。2000年代初めにサムスン物産がパワーパレスを建設して高級高層マンション時代を切り開くと、大手建設各社が高級ブランドマンション事業に参入した。
今回の事故は、現代産業開発の「現代アイパーク光州」の建設現場で発生した。 1月11日午後3時頃、2団地201棟39階建マンションのコンクリート打ち作業中、23階から38階部分のコンクリート構造物が崩落した。
事故の影響で周辺商店街と近隣の建物に避難指示が出され、また、6人が行方不明となり捜索作業が行われた。