忙しさで心に余裕がなかった…過去の発言

「自分の価値を疑う必要なんてない」と言い切り、揺らがない心の持ち主であるELAIZAさんだが、過去を振り返ると、とある取材で「SNSを発信し続けないと自分がいなくなってしまう気がする」と話していたことがあったそう。

-AD-

「かわいそう! そんなことないよって過去の自分に言ってあげたいです。きっと狭い世界の中で生きていて、毎日が忙しなくて、心にも余裕がなかったんでしょうね。それに、目を見て『大丈夫だよ』と励ましてくれる人ってなかなかいない。でも、少し目線を上げてみたり、視野を広くすると、そばにいる人の言葉がなくても、歌や映画を通して励ましてくれる声はたくさんあることに気づけます。私自身、音楽に救われてきた経験がたくさんあって、悲しいときほどよく歌うし、新しい曲も生まれる。泣きながらシャワーを浴びているときに、いいメロディが浮かんだこともあって、体が濡れたまま録音アプリをオンにする。そのうちに涙も乾いてくるんですよね。『忘れないうちに録音しなきゃ!』ってモードが切り替わるから」

撮影/生田祐介

クリスチャンの母に連れられて教会で歌った讃美歌、バレエのレッスンで耳になじんだクラシック、幼少期からジャスに親しみ、そして学生時代にはポップスも満喫してきた。「音楽はずっとそばにあるし、常に音楽に突き動かされてきた」とELAIZAさん。

-AD-

2月25日に公開する映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』では、日本語版の主題歌『Together』を歌い、カバーソングアーティストを務める。本作はステージでは素顔を見せない“顔なきポップスター”Siaが、自身の半生をもとに作り上げた初の映画監督作品としても話題を呼んでいる。

「依頼をいただいたとき、『Siaって、あのSiaですよね?』と状況を理解できずにいました。映画の本編と主題歌『Together』のMVをみたら、Siaが持つ悲痛な叫びを超えた先に見出した柔らかさだとか、愛情がすごく感じられて、最初の戸惑いを忘れ、『これは是非ともやりたい』と思いました。アーティストであるSiaがさまざまな垣根を飛び越えて、映画を監督してまで伝えたい想い、それを日本に伝える手助けが少しでもできるならと決心したんです」