2022.02.27

医療費、じつは「国が負担しない」が「日本で当たり前」になるかもしれない…!

「自分で積み立てる」時代へ
黒田 尚子 プロフィール

日本版「医療貯蓄口座」へ!

もちろん、シンガポールやアメリカのように金利優遇や所得税の非課税措置などが受けられれば、貯蓄大好きな日本人であれば、せっせとお金を貯めるに違いない。

日本には、素晴らしい国民皆保険制度があり、自己責任や自助といった考え方はなかなか浸透しにくいことも理解している。

しかし、それがこれまでとまったく同じように維持できなくなった場合、社会も個人も変わらざるを得ないのではないだろうか。

 

健康口座は、銀行や医療機関の理解や協力なしではいられないが、いずれも非常にコンサバティブな業界であり、開発には並々ならぬ苦労があったと察せられる。

さらに、「健康口座」の更なる普及を目指して、2021年12月10日から、大垣西濃信金でも大垣共立銀行と同様の「健康口座」の取り扱いが開始したほか、2022年1月4日から、福岡県久留米市に本店を置く筑邦銀行が「健康あんしん口座」の取り扱いを開始。これはSBIグループが開発した「健康口座」のエントリーモデルという位置づけとなっている。

この動きが、日本版「医療貯蓄口座」となるよう、今後の動向に期待したい。

<参考>
・SBI損害保険株式会社
https://www.sbisonpo.co.jp/company/news/2021/1022_2.html
・株式会社メディカルファイナンステクノロジーズ
https://www.mfintech.co.jp/
・大垣共立銀行
https://www.okb.co.jp/archive/2021/20210928-01.html
・シンガポール政府機関ウェブサイト
https://www.cpf.gov.sg/member
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