2022.02.11

絶対にナメてはいけない…交通事故の2倍おこっている「冬場の入浴中突然死」がヤバい

年間約5000人以上が、風呂場で溺死している

寒い冬の夜。疲れた身体を癒やすのには熱い風呂に入るのが欠かせない。

しかし、実は家庭内の死亡事故において、風呂場での事故死はダントツに多く、その数は実に年間1万9000人に及ぶという。

これは減少傾向にある交通事故死者数約2839人(2020年度)のおよそ6倍以上に及ぶもの。そして風呂場での事故死は、家庭内の不慮の事故においても、多くの割合を占めている。

その内訳の主なものは、(1)虚血性心疾患などの心臓病を原因とするもの、(2)脳血管障害の発生によるもの、(3)溺死などが理由とされている。

溺死のみでも死者数は5000人近くに及び、必ずしもそれまでに致命的な基礎疾患(持病)が関わっていたとは限らないのが注意すべきポイントである。

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「そんなの高齢者に限られるでしょう」と思う方もいるだろうが、確かに高齢者人口の増加に伴い、風呂場での事故死は確実に増加している。そして死者の多くは高齢者が占めているのだが、現実はそんな単純とも限らないようだ。

筆者は知人の家族で、30代後半の男性が風呂場で溺死してしまったという事例を知っているが、彼の家族から「基礎疾患はなかった」と聞いている。

この事故では、解剖による原因追求はされず、死因は「溺死」となった。家族の話によれば、「浴槽で眠り込んでしまったのかもしれない」という話であったが、目まいや意識不明による無意識の溺死もありうる。

理由は複数考えられるかもしれないが、これらの溺死事故の主な原因と考えられているのが、入浴時に起きる急激な温度差「ヒートショック」という現象である。

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