2022.02.17
# 野球

あえて言う…高校野球の「オワコン化」を防ぐには、甲子園をやめればいい

すべての子供が野球を楽しむための提案

日本の野球が消滅しかけている

もうすぐ試合が始まろうとしているのに、ソックスが履けない、ズボンが見つからない、ユニフォームを着るのに手間取ってなかなかグラウンドに飛び出せない。あ~、プレーボールに間に合わない……。

今日も試合に出られないのかと焦る気持ちを抑えられなくなった時に、夢から覚める。恥ずかしながら還暦を迎えた今でも、こんな夢を繰り返しみる。野球の試合に出られない夢をみるのは、試合に出たくても出られなかった学生時代の経験があるからだろう。

小学1年から野球を始め、大学では4年生まで試合に出られなかった時の悔しい思いは、大学卒業から40年近く経っても脳裏に深く刻まれているようだ。

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プレーのレベルがそれなりに高く、ライバルと自分の技量の差を冷静に判断できる年頃の選手たちによる大学野球でも「選手の試合に出たい」という気持ちはこれほど強いのだから、ましてや中学や高校の段階でゲームに参加すらできない子供たちの悔しい思いは想像するだけでも辛い。

“甲子園”という金看板を持ち、圧倒的な人気を誇る高校野球ですら、少子化の時代とはいえ部員数が年々減少するなど野球をする子供たちの数が少なくなっている。このことは元野球少年で、今でもメジャーなどの野球観戦を楽しみにしている私にとって、本当に悲しい現実だ。

高野連(日本高等学校野球連盟)の公式HPによると、硬式の部員数は2014年に17万312人だったのが、2021年には13万4282人にまで減り、高野連の加盟校数もここ16年で363校も減少した。

野球をする子供たちの数が減っているのを受けて、プロ野球もアマチュア球界も動き出している。元プロ野球選手らが高校生や大学生を指導できるように研修を受けて「学生野球資格」を回復できる制度も2013年から始まった。

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