2022.03.23

プロが愕然とした、大企業「マーケティング担当役員」の残念すぎる行動

広告って、なんだろう

サントリーのウィスキー『角』でハイボールブームを仕掛け、翻訳機『ポケトーク』の明石家さんまを起用したCMで大ヒットを飛ばすなど、いまクリエイティブの第一線を走り続けるのがコミュニケーション・デザイナー/クリエイティブ・ディレクターで株式会社『dof』代表の齋藤太郎氏である。このほど『非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術』を上梓したばかりの齋藤氏は、さまざまな日本企業の「広告」を見てきたうえで、それが「目的」となってはいけないと断言する。いったい、どういうことなのか――。

広告とは「ヒグマの置物」である…?

「文化と価値の創造」

これが、私たちdofが会社のミッションとして掲げている言葉です。私たちは仕事を進める上でこのことを強く胸に抱いて仕事に取り組んでいます。

課題解決の手段として、広告やプロモーション施策をクライアントに提案し、実施するケースは多いのですが、それはあくまでも手段であって目的ではない。目的は、クライアントの課題を解決し、ひいては、その課題解決を通して文化や価値を創造し、世の中に貢献をすることです。

どこかの会社の宣伝部長が、こんなことを言っていました。北海道のお土産の定番でもあるヒグマの置物が家の玄関にあるとする。普段四つん這いになっているヒグマがある日、二本足で立っていたとしても誰も気づかないだろう。

 

広告も同じようなもので、広告をやろうがやるまいが、さして関係ない。買うときは買うし、買わないときは買わない。広告で買うかどうかを決めるわけではない……と。

広告業界に身を置く一人として、この発言には悔しい気持ちも抱きつつ、ある一面で真理を突いていると苦笑せざるを得ません。

広告の役割が捉えかたによってはこの程度のもので、あくまでも課題解決のための手段であり、目的ではないということは常に心に留めておく必要があると思います。

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