日曜劇場『DCU』で話題! 海上保安官の「知られざるリアル」に迫った

奥島高弘海上保安庁長官×中村アン対談

海上保安庁に新設されたという架空の捜査部隊「DCU」の活躍を描いた日曜劇場『DCU』(TBS系/毎週日曜21:00放送)が人気だ。初回視聴率16.8%という好スタートのまま、第3回の時点で15.2%と高水準を維持。海上・水上の各種犯罪捜査から始まり、対国際テロリストという緊迫した展開が動き始めた本編を受け、「特別協力」としてドラマに関わった海上保安庁が注目を集めている。

そんな折、DCU隊員・成合隆子を演じた中村アンと海上保安庁長官の対談が実現、知られざる海保の役割について語ってもらった。

奥島高弘海上保安庁長官と日曜劇場『DCU』で成合隆子を演じた中村アンさん(撮影:日下部真紀、写真撮影時のみマスクをはずしています)
奥島高弘(おくしま・たかひろ)
1959年7月7日生まれ、北海道出身。1982年3月、海上保安大学校卒業。1987年3月、筑波大学大学院修士課程修了。海上保安官として長年、警備救難、航行安全等の実務に携わり、根室海上保安部長、第三管区海上保安本部交通部長、本庁警備救難部管理課長、本庁総務部参事官、第八管区海上保安本部長、本庁警備救難部長などを歴任。2020年1月7日、第46代海上保安庁長官に就任。
中村アン(なかむら・あん)
1987年9月17日生まれ、東京都出身。健康的な美BODYとファッションやヘアスタイルが注目を集め、女性から絶大な支持を得ている。女性誌「BAILA」などでモデルを務める一方、近年は女優としても活躍。近年の出演作に、ドラマ「着飾る恋には理由があって」「日本沈没-希望のひと-」(いずれもTBS)、映画「名も無き世界のエンドロール」「マスカレード・ナイト」などがある。
 

「DCU」は海保の「いいとこどり」

――中村さんは『DCU』の撮影を通して、海上保安庁について勉強されたと伺いました。どのようなことを学ばれたのでしょう?

中村アン(以下、中村):横浜海上保安部さんに見学に行かせていただいたり、撮影の合間に潜水士の方にお話を伺ったりして、海上保安庁の仕事について少しだけ勉強したんです。特にリブリーザー(本編で中村さん演じる隆子が装着する最新式の潜水機器)の操作方法など全くわからなかったので、じっくりと教えてもらいました。

奥島高弘長官(以下、奥島):実際にリブリーザーを付けて潜水したとは、すごいですね。あれはいわゆる深深度潜水(30m以上の潜水)や長時間の潜水のときに使うのですが、実際にできるのは、潜水士の中でもごく一部。私が現場にいたころはリブリーザーなんてありませんでしたし、私自身も体験したことがないですからね。

中村:正直、かなり難しかったです。普通の潜水用ボンベと異なり、リブリーザーは吐いた息が泡になって外に出ないので、吸った分思い切り長く吐かないと「ウッ」と息が詰まってしまう。しかもあれ、24キロくらいあるんですよね。

撮影でも使用されたリブリーザー ©TBS

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